ケノンの仕組みについて

ケノンは光の熱によって毛根にダメージを与え脱毛をさせる機器です。

ですが、詳しい仕組みを知らないという人も多いのではないでしょうか。

今回はそんなケノンのしくみについて記述していきます。

▼毛の構造

まずは体毛の構造について説明します。

体毛は「毛幹」と「毛根」に大きく分かれます。

「毛幹」は普段「毛」というと指される部分のことを言います。

つまり、表面で見えている毛ということになります。

「毛根」は毛幹より下の部分、肌の下に埋没している部分のことを言います。

毛根には毛に栄養を与え成長をさせる「毛乳頭」と体毛の細胞分裂を行い、毛を生成する「毛母細胞」が存在します。

ケノンの光照射は上記の毛根に作用して脱毛を促すのです。

▼毛周期

次は「毛周期」について説明させて頂きます。

毛周期とは、毛が生えてから抜けるまでのサイクルを言います。

人間の体に生える体毛は、成長期→退行期→休止期→成長期の順にサイクルを繰り返しています。

成長期で毛が生えて伸び、退行期で徐々に衰えて抜けやすくなり、休止期で成長が止まり毛が抜けてしまいます。

このサイクルを2か月から3か月にかけて行っています。

人間の体表に生える体毛は、おおよそ常に20%程(頭髪及び髭は70%から80%)が成長期の毛であるとされています。

成長期の体毛はメラニン色素が多く、活発に成長をします。

毛母細胞がせっせと毛を作っている状態です。

そして、そのメラニン細胞が多ければ多いほど、ケノンの光が効果を成すのです。

逆を言うと、メラニン色素が少なくなりつつある退行期と休止期の体毛にケノンの光は効果がいまひとつになってしまうのです。

毎日照射を行ってもケノンに効果が無いと言われているのは、ここに由来するようですね。

毛周期の問題で、成長期の毛に効果的に光を浴びせるための感覚が2週間毎のようです。

▼ケノンの光が脱毛を促すワケ

ケノンの強い脱毛光は「キセノンランプ」を用いているから出せるものです。

このキセノンランプから発せられる強い光の波長は、メラニン色素に吸収されてしまいます。

日本人の体毛にはメラニン色素が多く、黒いので、ケノンから発せられる光がよく吸収されるのです。

すると、光に含まれた強い熱エネルギーが黒い毛に集まり、内部の細胞を破壊します。

主に肌の中で隠れている「毛根」部分の細胞が破壊され、毛の成長を阻害し、抜けやすい毛を作るということです。

また、ダメージが与えられた毛根は再度毛を作ろうとするものの、破壊されてしまった毛根は最早前より強い毛を作ることが出来ません。

以前よりも弱い毛は成長しても弱弱しく、抜けやすくなってしまいます。

そんな毛にも容赦なく脱毛光を浴びせることで、いずれ毛根の中にある毛母細胞を再生させなくしてしまい、体毛を発生させにくくしてしまうのです。

体毛が発生しにくくなった毛穴は次第に閉じて、更に毛が生えにくくなるのです。

ケノンの光はメラニン色素に反応して光を集め、熱でダメージを与えるものです。

だから黒子やシミなどのメラニン色素が集まっている場所に照射するのが禁じられているのです。

・メラニン色素が無いと効果が無い?

ケノンの光は前述の通り、メラニン色素に反応します。

そのため、メラニン色素が少ない、及びメラニン色素が無い毛には反応がしにくくなるということがわかります。

つまり、金髪や白髪などのメラニン色素が薄い体毛にはケノンの効果が薄いと言わざるを得ません。

ケノンは日本人に合わせた調整がされた機器だということですね。

▼まとめ

ケノンは日本人のために作られた脱毛機器だということが仕組みからわかります。

また、ケノンの照射期間は毛の周期に基づいた結果算出されたものです。

照射期間を守って、安全に、簡単に脱毛をしていくのに必要なものなので、守るようにしましょう。

 

ライター kanさん 20代 女性

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